この頃になると親父のブツブツ独り言も誰かと言い争うような感じも出てきた。平静な時と異常な時が逆転しつつある。
認知症の進行でいままで無かった性格が出て来るのか?自分の病の自覚に苛つき症状が出た時にそれが怒りの行動になってしまうのか?それとも以前から心に抱いていたものが前面に出てくるのか?
その怒りの標的は母に向けられるようになった。急に怒鳴りつけたり、棒を持って向かって来たこともあったと。「目の仇みたいに」と嘆いていた。自分が居ない時の母が心配でしかたなかった。でもそんな状況でもお袋と俺も親父をまだ見守るしかなかった。どんなに変わっても父ちゃんは父ちゃんだから。
0 件のコメント:
コメントを投稿