少しずつだが確実に父は変わっていった。温厚で寡黙で人からも好意的に見られる人だったが、段々と人格の崩壊が出てくるようになる。
その頃は考える余裕も無かったが後で思ったことは、本人が一番心の中で葛藤していたんじゃないだろうか?ということ。正常な時の自分と痴呆さが出てくる時の自分が自覚できて・・・。そしてそれはイライラ・ストレスがつのっていくことになる。
あれだけ温和だった親父が時折怒りをあらわにするようになる。そういう表情や行動に全然慣れていなかったお袋と自分だった。
アルツハイマーで認知症になった父と脳梗塞で障害者になった母への思いを綴ってみる。
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