今TV 「金スマ」で安藤和津さん、奥田瑛二さん家族の介護の体験観ました。脳腫瘍とのことだった。
家の親父はアルツハイマー性の痴呆・認知症で病気は違うが、同じ脳の病変で似たところもある。こういう内容のテレビは何か身につまされるようであまり見る気はしないのだが、やはり観てしまった・・。でも安藤さんは介護で苦労しながらも段々「今のこの苦労は子供の頃から親がしてくれた愛情への恩返しなんだ!と感じるようになって気持が切り替わった」というようなことを言っていた。
自分も親父がどんどん変わっていくことに戸惑い、怒りや焦燥感も何度も味わってきたが、時を経て好々爺っぽくなった時期に親父が非常に愛しく想えたことがある。今のお袋の状況にも同じ感情がある。
なんだかんだ思っても親父は親父、お袋はお袋であって、俺はその息子。切っても切れるもんじゃない。そして何を苦悩しようが、何を喜ぼうが、何を尊大ぶろうが親父お袋がいなかったら今の自分の存在自体も無かったことになる。そう思うと今現在の苦悩も喜びも全部自分持ち。宿命といえばそれまでだが全て受け入れて自分で変えていくしかない。眼を背けることはできない。
ある書物で読んだことがある。「苦悩が続く時は、この状況が永遠に続くのではないかと思える。しかし!永遠に続く楽しみがないように、永遠に続く苦しみも絶対にない!」この言葉に勇気を覚えたことがある。
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